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むつ歩こう会 令和7年10月26日(日)東通村白糠灯台とトントゥビレッジ散策

むつ歩こう会は、令和7年10月26日(日)「東通村白糠灯台とトントゥビレッジ散策」を企画しました。お気軽にご参加ください。

白糠灯台は東通村の南端境界線の海岸に突き出た断崖の上にあり、現在の建物は昭和40年点灯の3代目です。絶壁に太平洋の荒波が白く砕け散る様子も見られます。
トントゥビレッジは東通原子力発電所のPR館です。エネルギーや発電の仕組みを展示案内しています。また森の妖精「トントゥ」の世界観から植物や昆虫の棲む環境や豊かな自然を紹介しています。

日時 令和7年10月26日(日)午前10時

集合場所 東通村 トントゥビレッジ駐車場

白糠灯台へ各自車で移動 → 国道338号線を約20分で到着(岬への砂利道や駐車スペースは未整備が多いので要注意)

灯台周辺を散策後 トントゥビレッジへ戻ります。 

PR館、「原子力コーナー」「トントゥの森」施設見学後 解散 12時00分予定

その他

1 歩きやすい服装、履き慣れた靴、ストック(希望者)でご参加ください。

2 飲み物、キャラメル、おやつ、簡易雨具等は各自ご持参ください。リュックやウエストポーチにまとめると便利です。 

3 現地までの交通費は各自で負担してください(現地集合・現地解散です)

4 トイレはトントゥビレッジ館内にあります。

5 当日雨天予報のときは延期または中止とします。

6 事故対応の保険には加入しておりません。各自で対応をお願いします。

7 途中で帰宅する場合は必ず代表にご連絡ください。

申し込み

参加希望者は10月20日(月)までに代表にご連絡ください。

申込みメールはこちら→ご連絡フォーム 代表の携帯番号をご存知の方はショートメールでお願いします。

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むつ歩こう会 令和7年9月19日(金)

むつ歩こう会の次回の定例活動日は令和7年9月19日(金曜日)です。

イベント予定は「活動について」のページの「これからの予定」に掲載しています。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。

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むつ歩こう会 令和7年9月5日(金)

今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。

イベント予定は「活動について」のページの「これからの予定」に掲載しています。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。


💧「こまめな水分補給」って、どのくらい?

こんにちは。今日は「水分補給」について考えてみましょう。

よく「こまめに水分をとりましょう」と言われますが、実際にはどのくらいを目安にすればよいのでしょうか。

■水分補給の基本

  • 歩き始める前にコップ1杯(200ml程度)
  • 歩いている最中は15〜20分に一度、100〜150ml程度
  • 歩き終えた後にもコップ1杯

一度にたくさん飲むよりも、少しずつ何回もがポイントです。

■季節ごとの違い

  • 春・秋
    気温は穏やかですが、意外と汗をかきます。つい水分を忘れがちなので、普段から「時間で飲む」意識を持ちましょう。

  • 汗で大量に水分と塩分が失われます。水だけでは足りず、スポーツドリンクや経口補水液をうまく取り入れることが大切です。特に高齢者は喉の渇きを感じにくいため、意識的に飲むことが必要です。

  • 寒さで喉が渇かないように感じますが、呼吸からも水分は失われています。室内の乾燥も重なり、実は脱水になりやすい季節です。冷たい水が苦手な方は、常温のお茶や白湯でも良いでしょう。

■ちょっとした工夫

私はポケットに入る小さめの水筒を持ち歩き、「公園のベンチに座ったら一口」「信号待ちで一口」と、習慣にしています。これなら“こまめな補給”が自然にできます。

ウォーキングは「体を動かす」だけでなく、「体をいたわる」ことも大切です。

こまめな水分補給は、長く楽しく歩き続けるための相棒。

季節に合わせて上手に工夫しながら、一緒に元気に歩いていきましょう。

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むつ歩こう会 令和7年8月29日(金)

今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。


🚶‍♂️大事な膝を守りながら歩くには

こんにちは。最近、耳にするのが「膝が痛くて歩けないんだよね」という声です。せっかくの健康のためのウォーキングも、膝を痛めてしまっては長続きできません。今日は、膝を守るためのポイントをお伝えします。

1. 靴の選び方

膝を守るには、まず靴がとても大事です。

  • クッション性のある靴底:地面からの衝撃を吸収してくれます。
  • かかとが安定しているもの:足首がぐらつくと膝に負担がかかります。
  • 自分の足に合ったサイズ:きつすぎても緩すぎても、歩き方が乱れて膝を痛めやすくなります。

ウォーキング専用シューズを専門店で試してみるのもおすすめです。

2. 膝にやさしいフォーム

歩き方にも工夫が必要です。

  • 背筋を伸ばし、視線は少し遠くに:猫背になると膝に余計な負担がかかります。
  • かかとから着地し、つま先で蹴り出す:足裏全体でしっかり地面を使うと衝撃が分散されます。
  • 大股よりも“自然な一歩”を意識:無理に歩幅を広げると膝に負担が増します。

リズムよく、気持ちよく歩けるフォームを意識すると、膝も楽になります。

3. 筋肉を育てて膝を守る

膝の周りを支えているのは筋肉です。特に太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)がしっかりしていると膝は安定します。椅子に座って膝を伸ばす「もも上げ運動」など、簡単な筋トレを日常に取り入れると良いですよ。

膝は一度痛めると回復に時間がかかります。だからこそ、日頃の靴選びやフォームを意識することが大切です。

膝をいたわりながら歩くことは、「長く歩き続けるための投資」です。

無理せず、楽しく、これからも一緒に歩いていきましょう。

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むつ歩こう会 令和7年9月28日(日) 青森市スポーツ公園散策

むつ歩こう会はウォーキングイベント「青森市スポーツ公園散策」を企画しました。お気軽にご参加ください。

青森市スポーツ公園は、横内川遊水地に市民の誰もがスポーツ・レクリエーションに親しめる施設として解放されています。広大な敷地には、野球場・サッカー場・テニスコート等が配置され連絡通路はジョギング・ウォーキングにも利用でき、さらに「まいぼつ林広場」は野鳥や昆虫の自然観察を楽しめ、「わくわく広場」は遊具も設置されて家族連れにも親しまれています。

日時 令和7年9月28日(日)午前10時

集合場所 青森市スポーツ公園駐車場

ウォーキングコース 公園内散策スタート ⇒ 野球場・サッカー場・テニスコート等(競技施設内には入りません) ⇒ まいぼつ林広場・わくわく広場 ⇒ 駐車場 到着・解散11時30分予定

その他

1 歩きやすい服装、履き慣れた靴、ストック(希望者)でご参加ください。

2 飲み物、キャラメル、おやつ、簡易雨具等は各自ご持参ください。リュックやウエストポーチにまとめると便利です。 

3 現地までの交通費は各自で負担してください(現地集合・現地解散です)

4 トイレは公園内にあります。

5 当日雨天予報のときは延期または中止とします。

6 事故対応の保険には加入しておりません。各自で対応をお願いします。

7 途中で帰宅する場合は必ず代表にご連絡ください。

申し込み

参加希望者は9月21日(日)までに代表にご連絡ください。

申込みメールはこちら→ご連絡フォーム 代表の携帯番号をご存知の方はショートメールでお願いします。

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むつ歩こう会 令和7年8月22日(金)

今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。


🍘歩くとお腹がすく——どう付き合う?

こんにちは。私も60代になりましたが「歩くとお腹がすく」という悩みからはなかなか解放されません。むしろ元気に歩けている証拠だと思うようにしています。

ウォーキングは有酸素運動ですから、体はエネルギーを消費します。その分、お腹がすくのは自然な反応です。問題は、その空腹にどう向き合うか、です。

私自身の工夫をいくつかご紹介します。

  1. 水分をとる
    歩いたあとにまずコップ一杯の水やお茶を飲むと、意外と空腹感が落ち着きます。脱水気味だと「のどの渇き」を「空腹」と勘違いすることもあるそうです。
  2. “良いオヤツ”を用意する
    どうしても何か口にしたいときは、せんべいや甘い菓子ではなく、ゆで卵、チーズ、ナッツ、ヨーグルトなど、たんぱく質や良質な脂肪を含むものを選ぶと、少量でも満足感があります。
  3. ご飯の量を見直す
    歩いた日は「今日は動いたから」とついご飯を多めにしてしまいがちです。ですが、本当に増やす必要があるかは別問題。私はご飯は普段通りを心がけています。
  4. 食べる時間を工夫する
    ウォーキングの前後の時間に軽く果物や小さなパンなどを取り入れ、主食のご飯を増やさずバランスをとる方法もあります。

大切なのは、せっかく歩いても、逆に体重が増加してしまわないようにすることです。食べすぎてしまった日があっても、気に病まず「次の日で調整しよう」と考えれば大丈夫です。

空腹もまた、元気に歩いた証拠。上手に付き合いながら、楽しく続けていきたいですね。

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むつ歩こう会 令和7年8月15日(金)

今日は、むつ歩こう会定例活動日でした。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。


☔雨の日のウォーキング、やめる?続ける?

こんにちは。ウォーキングクラブに入って10年、気がつけば還暦を過ぎていました。今日は「雨の日に歩くべきかどうか」についてお話ししたいと思います。

まず、正直に言うと、私は基本的に雨の日はお休み派です。路面は滑りやすく、視界も悪くなり、転倒や事故のリスクが高まります。特に高齢者にとって、転んで骨折…というのは長いリハビリや生活の制限につながりかねません。無理して外に出るよりは、家の中で軽いストレッチや足踏みをするほうが安全です。

とはいえ、「せっかくの習慣を切らしたくない」という気持ちもよくわかります。もし雨の日でも外を歩くなら、次の点に注意してください。

  1. 滑りにくい靴を履く
    靴底にしっかり溝があり、防滑性のあるシューズを選びましょう。
  2. 雨具は視界と動きやすさを重視
    フードや傘で視界が狭くならないよう注意。できれば軽いレインハット+レインウェアが安全です。
  3. 短めのコースに変更
    長時間は避け、足元の安全を確認しやすいルートを選びましょう。
  4. 体温低下に注意
    濡れた服は体を冷やします。帰宅後は早めに着替え、温かい飲み物を。

無理をせず、安全第一で。ウォーキングは「続けること」が目的であって、「雨の日に無理をすること」ではありません。

雨の日は室内運動で体をほぐし、晴れた日にまた気持ちよく歩く——これも立派な健康習慣です。

体は一つ。無理せず、長く歩き続けることが、何よりの目標です。

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むつ歩こう会 令和7年8月8日(金)

今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。


🌿毎日じゃなくても、大丈夫。続けることが力になる

こんにちは。ウォーキングについてお話していると、「毎日歩けたらいいんだけど、なかなかねぇ」といった声をよく耳にします。実は、私も毎日は歩けていません。でも、それでいいんです。

ウォーキングの効果は、毎日続けられなくても十分に得られます。

たとえば、厚生労働省や国立健康・栄養研究所などによれば、ウォーキングなどの有酸素運動は、週に3~5回程度でも健康維持にしっかり役立つとされています。

週に3~5回程度でも心肺機能の向上、生活習慣病の予防、そして最近注目されている認知症対策にも効果があるそうですよ。

また、筋肉や関節には休養も大切です。毎日頑張りすぎて、ひざや腰を痛めてしまっては元も子もありません。自分のペースで、無理なく続けることこそが、長く元気でいられる秘訣です。

毎日でなくても、たとえば週に2〜3回、歩ける日に歩くだけでも、1年で100回以上、体を動かしたことになります。これは立派な積み重ねです。

大切なのは、「今日は歩けた」「体を動かせた」という前向きな気持ちを持つこと。そして「歩けない日もあって当たり前」と思えるゆとりではないでしょうか。

「歩ける日は歩く。歩けない日は焦らない。」

これが、長く歩き続けるコツだと思います。

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むつ歩こう会 令和7年8月1日(金)

今日は、むつ歩こう会定例活動日でした。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。


朝のウォーキングで始める、心地よい一日

目覚ましが鳴る前に自然と目が覚め、カーテンを開けると、まだ空には柔らかな光が差し込んでいる――。そんな朝は、心も体もすっと軽くなるような気がします。私がここ数年、大切にしているのが、まさにその時間に行う「朝のウォーキング」です。

朝のウォーキングと聞くと、「早起きは苦手…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、実際に始めてみると、日中や夜のウォーキングとはまた違う、朝ならではの特別な魅力がたくさんあることに気づかされます。今日は、私の経験も踏まえながら、朝のウォーキングがもたらす素晴らしいメリットについてお話ししたいと思います。

朝ウォーキングがくれる、清々しい時間

一日の始まりを、涼しく快適にスタート

朝の空気は、ひんやりとしていて、とても澄んでいます。特にこれからの季節は、日中の日差しが厳しくなりますが、早朝であればまだ涼しく、汗ばむことなく気持ちよく体を動かせます。交通量も少なく、鳥のさえずりを聞きながら歩く時間は、心身をリフレッシュさせるのに最適です。清々しい空気の中で深呼吸をすると、心まで洗われるような感覚になります。

体内時計をリセットし、リズムを整える

朝、太陽の光を浴びながら体を動かすことは、私たちの体内時計をリセットし、規則正しい生活リズムを作る上で非常に効果的です。ウォーキング中に浴びる朝日が、眠気を促すメラトニンの分泌を抑制し、活動モードへの切り替えをスムーズにしてくれます。その結果、夜には自然な眠気が訪れ、質の良い睡眠にもつながるという良い循環が生まれるのです。

ポジティブな気分で一日を始める

ウォーキングを終えてシャワーを浴び、朝食をとる頃には、体中に活力が満ちているのを感じます。体を動かすことで分泌されるセロトニンという脳内物質は、「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分を安定させ、幸福感をもたらすと言われています。朝から体を動かすことで、自然と気持ちが前向きになり、「さあ、今日も一日頑張ろう!」というポジティブな気持ちで仕事や家事に向き合えるようになります。

基礎代謝を上げて、効率的な脂肪燃焼をサポート

朝食前にウォーキングをすることで、体内に蓄えられた脂肪がエネルギーとして使われやすくなり、効率的な脂肪燃焼が期待できると言われています。また、朝から体を動かすことで基礎代謝が上がり、一日を通してカロリーを消費しやすい状態を保つことができます。忙しいけれどダイエットも気になる、という方には、まさにうってつけの習慣ではないでしょうか。

集中力アップで、仕事や家事もテキパキと

朝の運動は、脳を活性化させ、集中力や生産性を高める効果があると言われています。ウォーキングで体が目覚め、脳に酸素が十分に行き渡ることで、午前中の仕事や家事が驚くほどテキパキとこなせるようになるのを実感します。まるで、脳の準備運動をしているような感覚です。

朝ウォーキングの留意点

朝のウォーキングには多くのメリットがありますが、いくつか注意してほしい点もあります。

水分補給はしっかりと: 寝ている間に汗をかいているため、起床時は軽い脱水状態にあります。ウォーキング前にはコップ1杯の水を飲んで、しっかり水分補給をしてから出かけましょう。

準備運動を忘れずに: 寝起きの体はまだ十分に温まっていないため、いきなり激しい運動をすると怪我のリスクがあります。軽いストレッチや足踏みなど、数分間の準備運動で体をほぐしてから歩き始めるようにしてください。

無理は禁物: 特に運動習慣のない方は、最初から無理な距離や時間を設定せず、少しずつ慣らしていくことが大切です。体調が優れない日は、無理せず休む勇気も必要です。

まとめ

朝のウォーキングは、単なる運動習慣にとどまらず、私の一日を、そして日々の生活全体を豊かにしてくれる大切な時間となっています。早朝の澄んだ空気の中で自分と向き合い、心と体を整える。この習慣が、私に穏やかさと活力を与えてくれています。

もし、あなたが「最近、なんだかスッキリしない」「一日を気持ちよくスタートしたい」と感じているなら、ぜひ一度、朝のウォーキングを試してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい自分に出会えるはずですよ。

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むつ歩こう会 令和7年7月25日(金)

今日、令和7年7月25日はむつ歩こう会の定例活動日でした。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。


ウォーキングで認知症を遠ざける?~歩くことの力~

こんにちは。今回は、皆さんと一緒に気になるテーマを考えてみたいと思います。

最近、「ウォーキングが認知症予防に効果があるらしい」という話をよく耳にします。実際、医学的な研究でも「適度な運動」が脳の健康維持に役立つとされており、特に有酸素運動であるウォーキングは注目されています。

たとえば、国立長寿医療研究センターの調査によると、高齢者が1日30分程度のウォーキングを週3〜5日行うことで、脳の記憶や学習に関わる「海馬(かいば)」と呼ばれる部位の萎縮を遅らせる可能性があるとされています。海馬の萎縮はアルツハイマー型認知症の初期に見られる変化で、認知機能の低下と深く関わっています。

この研究では、65歳以上の方を対象に、半年から1年間の有酸素運動(ウォーキング中心)プログラムを行った結果、認知機能テストの成績が改善したり、脳のMRI画像で海馬の体積が維持または増加したケースが報告されています。また、運動により脳の血流が増え、神経細胞のつながり(シナプス)の機能も活性化されることが分かっています。

さらに最近では、「BDNF(脳由来神経栄養因子)」という物質にも注目が集まっています。これは脳の神経細胞を保護し、成長や再生を促す働きがある物質で、有酸素運動によって体内で増えることが確認されています。つまり、ウォーキングを続けることで、脳が新しい情報を処理したり記憶したりする能力がサポートされる、というわけです。

ただし、運動だけで認知症を完全に防げるわけではありません。食生活、睡眠、社会参加など、複数の要素が組み合わさって、心と体の健康が守られていきます。その中で、ウォーキングは気軽に始められ、仲間との会話も楽しめるという点で非常に効果的なのです。

ウォーキングは単に歩くということでも十分に効果が期待できますが、できれば、仲間と一緒に、歩きながらおしゃべりすることで、さらに「頭も体もスッキリした!」という効果が期待できるようです。大事な“予防”の一歩ですね。

これからも無理なく、楽しく、そしてちょっとだけ脳のことも意識しながら、一緒に歩いていきましょう。