今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。
むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。
心と脳を調律する「五感ウォーキング」のすすめ
皆さんは歩いているとき、どのようにしておられますか? お気に入りの音楽を聴きながらでしょうか、それともおしゃべりしながらでしょうか……。
音楽を聴きながらや会話しながらのウォーキングも楽しいものですが、あえてそれを手放すことで見えてくるくるものがあります。
今回は、私たちの心と脳をリフレッシュしてくれる「五感ウォーキング」という歩き方をご紹介します。
五感ウォーキングとは?
五感ウォーキングはとてもシンプルです。自分の身体の感覚と、周囲の自然環境だけに意識を集中させて歩くだけです。
近年、マインドフルネス(今この瞬間に意識を向けること)が注目されていますが、実はウォーキングは、その最高の手段になります。
じっくりと五感を研ぎ澄ますと、いつものコースが全く違う表情を見せ始めます。
① 音を聴く:街のBGMに耳を澄ます
周囲の自然環境だけに意識を集中させると、世界は音に満ちていることに気づかされます。
風が梢(こずえ)を揺らすサラサラという音、遠くでさえずる鳥の声、自分の足が地面を捉えるリズミカルな足音、そして自身の穏やかな呼吸の音。
これらの自然な環境音は、脳のアルファ波を刺激し、イライラや緊張を解きほぐす天然のヒーリングミュージックです。
② 「匂い」を嗅ぐ:季節の移り変わりを鼻先で知る
視覚だけでなく、「匂い」もまた、季節の案内人です。
どこかの家から漂う夕飯の支度の匂い、雨上がりの土が放つ独特な芳しさ、そして道端の生垣からふわりと香る初夏の花の匂い。
嗅覚は、脳の感情や記憶を司る部分(大脳辺縁系)にダイレクトに届くため、懐かしい記憶を呼び起こし、心を豊かに満たしてくれます。
③ 「風の肌触り」を感じる:皮膚で自然と対話する
手のひらや頬に当たる風の冷たさ、あるいは温かさ。じわりと肌ににじむ汗の感覚。
そうした「皮膚の感覚」に意識を向けると、自分の体が今、自然の中にしっかり存在しているという実感が湧いてきます。歩行の衝撃を吸収する足裏の感覚に集中するのも五感ウォーキングです。
脳を休ませる「デジタルデトックス」の時間
私たちは日々、テレビやスマートフォン、パソコンから膨大な量の情報を浴びています。脳は、私たちが自覚している以上にクタクタに疲れているかもしれません。
五感ウォーキングは脳を休ませることができます。
「あ、今、花の匂いがしたな」「風が少し冷たくなってきたな」と、感じたことをそのまま受け止めるだけ。このシンプルな時間が、脳の疲労を回復させ、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
おわりに
ウォーキングベテランの皆さんなら、コースの景色はすっかり見慣れたものかもしれません。しかし、五感を味方につければ、同じ道でも毎日、毎秒、新しい発見があるかもしれませんよ。