今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。
むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。
ウォーキング中の音楽、安全に楽しむ工夫とは?
歩く時間をより楽しく、そして集中力を高めてくれるのが音楽ですね。お気に入りの曲を聴きながらだと、いつもの道も新鮮に感じられます。しかし、私たちが歩くのは、道路や他の利用者の方もいる公共の場です。安全に楽しく音楽を楽しむために、どんな点に気を付けたら良いでしょうか。今日は、ウォーキング中の「耳」の使い方について深掘りしてみましょう。
なぜ「耳を塞がない」方が良いのか?
まず、ウォーキング中に耳を完全に塞いでしまうタイプのイヤホンやヘッドホンを推奨しないのには、明確な理由があります。それは「周囲の音」が安全を守るための大切な情報だからです。
- 自動車や自転車の接近: 背後から近づく車のエンジン音や自転車のベルの音は、危険を避けるための最重要シグナルです。
- 人とのコミュニケーション: 仲間からの呼びかけや、道行く人からの「通ります」という声が聞こえないと、思わぬ衝突や事故につながりかねません。
- 環境の変化: 工事現場の音、急な天候の変化を示す音など、環境からの情報をキャッチすることができません。
特に年齢を重ねると、視覚だけでなく聴覚からの情報が、とっさの判断に不可欠となります。
音楽を聴きながら安全に歩くための工夫
それでも「音楽と一緒に歩きたい!」という方のために、周囲の音を遮断せずに音楽を楽しむための具体的な方法を3つご紹介します。
1. 音量は「控えめ」を鉄則に
音楽に夢中になりすぎないよう、音量は会話ができる程度に絞りましょう。目安としては、「イヤホンから流れる音楽」と「周囲の雑音」がバランス良く聞こえるくらいが理想です。大音量は耳への負担も大きく、難聴のリスクを高めます。
2. 「片耳イヤホン」を積極的に活用する
最も推奨したいのが、片耳だけにイヤホンを装着する方法です。
- 右側通行の原則: 日本の公道では車や自転車は左側を走ります。したがって、交通量の多い場所では、車が来る方向(左側)の耳を開けておくと、後方からの接近音を聞き逃しにくくなります。
- 仲間との会話: 仲間と歩くときは、開けている方の耳で仲間との会話を聞き取りやすくできます。
3. 「骨伝導」や「オープン型」を選ぶ
最近は、耳の穴を塞がない骨伝導イヤホンや、耳の周りに引っ掛けるオープン型イヤホンなど、「ながら聴き」に特化した製品が増えています。
- 骨伝導: 音を骨の振動で内耳に伝えるため、耳の穴を完全に解放したまま音楽が楽しめます。
- オープン型: 多少音漏れはしますが、耳を完全に塞がないため、周囲の音も聞こえやすい構造です。
こうした製品を選ぶことも、安全確保のための有効な手段です。
音楽を「楽しむ」ためにも安全を最優先に
ウォーキングは、心と体の健康を維持するための大切な時間です。大好きな音楽はその時間をさらに豊かにしてくれますが、安全に注意を払うことが、結果として長く楽しく歩き続けるための秘訣となります。
「片耳を空ける」あるいは「音量を絞る」という小さな配慮が、自分自身と周りの人たちの安全を守ることにつながります。ぜひ今日から実践してみてください。