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むつ歩こう会 令和6年5月31日(金)

今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。

むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。

ワンポイントアドバイス

ウォーキングをやろうと思っているのですが、体力に自信がないので、今のところは家の周りをぶらぶらと散歩しています。ところで、昔の人も散歩をしていたのでしょうか?

ぶらぶらと散歩するだけでも健康によいことは間違いありません。無理せずに、少しずつ早歩きにしていけばウォーキングになります。
さて、昔のことをお尋ねですが、江戸時代には「犬の川端歩き」という言葉があったそうです。これは、なんの目的もなくぶらぶら歩く人を皮肉った言葉だそうです。
つまり、歩くというのは、生活や仕事、物見遊山など、どこかに行くという目的があるからするのであって、特に目的もなくぶらぶら歩くのは普通の人がすることではないと考えられていたようです。
ぶらぶら歩きが市民権を得たのは、明治の半ば頃、外国人をまねて当時の知識層がやり始めてからのようです。
夏目漱石の「吾輩は猫である」に次のような場面があります。「『どうも好い天気ですな、お暇ならごいっしょに散歩でもしましょうか、旅順が落ちたので市中は大変な景気ですよ』と促して見る。」
同じく漱石の「門」には、「『ちょっと散歩に行ってくるよ』『いってらっしゃい』と細君は微笑しながら答えた。」という場面があります。
このように、当時のベストセラーに「散歩」がさりげなく織り込まれています。明治の後半には、都会に住む庶民の間で、健康を意識して散歩をする人が多くなっていたようです。