今日は、むつ歩こう会の定例活動日でした。
むつ歩こう会は原則として毎週金曜日午後2時、むつ市真砂町の「しもきた克雪ドーム」でウォーキングを楽しんでいます。皆さんもお気軽にご参加ください。一緒に歩きましょう。
ワンポイントアドバイス
歩くと言えば学校の遠足を思い出しますが。私が子供の頃の遠足はずいぶん歩いた記憶があります。最近はバス遠足が多いようですが、学校の遠足はいつ頃から始まったのでしょうか?
江戸時代には、日帰りで遠くに歩いていくことを遠足と言っていたそうです。また、幕末に一部で流行した武士の鍛錬のための徒歩競争も遠足と呼んでいました。いずれも、「えんそく」ではなく「とおあし」と発音していたようです。
明治になって各地に小学校が開設されてから、いくつかの小学校が合同で運動会を開催していた時期があって、その会場まで集団で歩いていくことを遠足と呼んでいました。このときに「えんそく」になったようです。
今私達がイメージする遠足は、明治29年(1896)11月、東京高等師範学校附属第二小学校の2年生担任だった樋口勘次郎先生が立案して実施したのが初めてだと言われています。
学校がある上野から王子の飛鳥山まで片道6キロを歩いたそうです。帰りは一部電車を使ったようですが、小学校2年生にはかなりきつかったようです。
その後各地の学校で遠足が行われるようになりました。
例えば、明治時代の青森高等女学校の遠足は、年によって行き先が違ったようですが、ある年は、小湊の雷電宮に行ったという記録が残っています。浦町駅から汽車に乗り、浅虫駅で下車して小湊の雷電宮を目指して歩き、浅所海岸で遊び、帰りは小湊駅まで歩き、小湊駅から汽車に乗って浦町駅に帰っています。徒歩区間はおよそ15キロでした。